高野坂って?
About
古人の息遣いを感じる、いにしえの道
熊野三山(熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社)を詣でる道「熊野古道」。熊野古道には伊勢神宮から熊野三山を目指す人たちが歩いた「伊勢路」、田辺市から東に分岐する「中辺路」、高野山と熊野本宮大社を結ぶ「小辺路」など6つの道があります。
「高野坂」は、熊野速玉大社から熊野那智大社へ向かう人たちが通った中辺路ルートの一部。苔むした石畳、木々の間から見える熊野灘。高野坂を歩いていると、いにしえの時代にタイムスリップしたかのような感覚になります。
また、かつて三輪崎地区で盛んだった捕鯨文化を今に伝える史跡など、短い行程にはさまざまな遺構も多く存在します。
私たちの活動 01
Our activities 01
アジサイ植栽・景観保護
岩﨑会長が「両親やふるさとへの恩返しに」とアジサイの植樹を始めたのが2017年。会が発足した2023年には、新宮市立三輪崎小学校のお子さんたちにも参加してもらい、みんなでアジサイの植栽を行いました。ちなみにアジサイは神奈川県鎌倉市にある「観音山あじさい路」で有名な長谷寺から苗を譲り受けたもの。また、2024年6月には待望のベンチも設置。ベンチの利用を促す看板には英語の表記もしました。色とりどりのアジサイを通して、高野坂の魅力を伝え、地域の活性化につながればと思っています。


私たちの活動 02
Our activities 02
アサギマダラの 飛来地を目指して
羽の模様が鮮やかなアサギマダラは、「渡り」をする大型のチョウで、「旅する蝶」とも言われています。アサギマダラが旅の途中に休憩するための飛来地にしようといった活動も各地で行われています。アサギマダラの幼虫は、ガガイモ科の仲間である「キジョラン」などを食べて育つことがわかっており、また「秋の七草」の一つとして知られる「フジバカマ」の仲間には、アサギマダラのオスが好んで訪れます。高野坂にもアサギマダラを呼ぶため、私たちもキジョランおよびフジバカマの植栽を展開しています。